RPG作り方|Unity初心者が最初に知るべき手順と必要なスキル

RPGゲームの作り方

「RPGを作りたいけど、何から始めればいいか分からない」

限られた時間でRPG制作を進めたい人にとって、RPG作り方の全体像を把握することは最初の重要なステップです。

Unityを使ったRPG制作の全体像を、技術的に正確に整理します。初心者が挫折しないよう、必要なスキルセットから具体的な実装手順まで、段階的にまとめます。

なお、この記事で紹介する実装例は、Unityの2Dプロジェクト(Rigidbody2D・Sprite)を前提としています。

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RPG作り方:結論(必要なスキルセットと作業時間)

UnityでRPGを作るために必要なスキルセットと作業時間は、以下の通りです。

最初に全体像を把握しておくと、学習の道筋が見えやすくなります。ここでは、最小構成のRPGを作るために必要な要素を整理します。

必須スキルセット

  1. Unityの基礎
    • GameObject、Component、Inspectorの理解
    • Scene、Prefab、Scriptの使い方
  2. C#の基礎
    • 変数、関数、クラスの基本
    • SerializeField、Update、Startの使い方
  3. RPGシステムの実装
    • キャラクター移動システム
    • バトルシステム(ターン制またはリアルタイム)
    • レベルアップ・経験値システム
    • アイテム・インベントリシステム

作業時間の目安

  • 最小構成のRPG: 基礎を学んだ後で2〜3週間
  • 本格的なRPG: 3〜6ヶ月
  • Unity基礎の習得: 1〜2ヶ月

RPG作り方の前提知識(Unityの基礎構造)

RPGを作る前に、以下のUnityの基礎構造を理解しておく必要があります。

GameObject / Component / Inspector

UnityでRPGを作る際、最初に混乱しやすいのが「何をどこで操作するのか」という点です。ここでは、Unityの基本構造を整理しておきます。

Unityシーン内のすべてのオブジェクトは、GameObjectという基本単位で管理されます。
空のGameObjectも、キャラクターも、UI要素も、すべてGameObjectです。
建物でいえば「骨組み」のような役割を担います。

GameObjectに機能を追加する部品がComponentです。
Transform(位置・回転・拡大)、Rigidbody(物理演算)、Collider(当たり判定)、Script(ゲームロジック)などがComponentです。
Componentを組み合わせることで、GameObjectに具体的な機能を持たせます。

Inspectorは、選択したGameObjectのComponentを表示・編集するウィンドウです。
ここでパラメータを調整し、ゲームの挙動を制御します。

よくある誤り: GameObjectとComponentの関係を理解せずに開発を始める。GameObjectは「箱」、Componentは「機能」と理解すると、Unityの構造が把握しやすくなります。

SerializeField / Update / Start

C#スクリプトを書く際、初心者がつまずきやすいポイントを押さえておきます。

特に、変数の扱い方と関数の呼び出しタイミングは重要です。

Script内で変数を定義する際、SerializeField属性を使うと、private変数でもInspectorで編集可能になります。

これにより、コードを変更せずにパラメータを調整できます。

[SerializeField] private int hp = 100;

Updateは毎フレーム呼ばれる関数です。入力処理や状態更新に使用します。

ただし、ここで重い処理を実行するとパフォーマンスが低下するため、注意が必要です。

Startは最初の1回だけ呼ばれる関数です。

初期化処理に使用します。Componentの取得や、初期値の設定などを行います。

よくある誤り: Update内で重い処理を毎フレーム実行する。必要な時だけ実行するように最適化する。

Scene / Prefab / Script

RPG制作では、ゲームの構造を整理することが重要です。

ここでは、Unityでゲームを構成する主要な要素を説明します。

Sceneはゲームの1つの場面です。
タイトル画面、ゲーム画面、リザルト画面など、それぞれがSceneです。Sceneを切り替えることで、ゲームの流れを制御します。

Prefabは再利用可能なGameObjectのテンプレートです。
同じ敵を複数配置する際に使用します。Prefabを変更すると、シーン内のすべてのインスタンスに反映されるため、効率的に作業を進められます。

ScriptはC#で書かれたComponentです。
ゲームのロジックを実装します。キャラクターの移動、バトルシステム、レベルアップなど、すべてScriptで制御します。

RPG作り方の具体的な手順(ステップ形式)

UnityでRPGを作る手順を、ステップ形式で説明します。

ステップ1:プロジェクトの作成と基本設定

最初のステップとして、Unityプロジェクトを作成し、基本的な設定を行います。
ここでは、実際の操作でつまずきやすいポイントを整理しておきます。

プロジェクト作成:

  1. Unity Hubを起動
  2. New Projectをクリック
  3. 2Dまたは3Dテンプレートを選択
  4. プロジェクト名を入力(例:MyRPG)
  5. Create Projectをクリック

基本設定:

  1. File > Build Settingsでプラットフォームを選択
  2. Edit > Project Settings > Playerでプロジェクト名を設定
  3. Edit > Preferences > External ToolsでVisual Studioを設定

作業時間: 30分

ステップ2:キャラクター移動システムの実装

キャラクターを動かすシステムを実装します。
この手順に入る前に、物理演算と入力処理の仕組みを軽く押さえておくと理解がスムーズです。

実装手順:

  1. GameObjectを作成(名前:Player)
  2. Sprite Renderer Componentを追加
  3. Rigidbody2D Componentを追加
  4. PlayerController Scriptを作成してアタッチ

実装例:

using UnityEngine;

public class PlayerController : MonoBehaviour
{
    [SerializeField] private float moveSpeed = 5f;
    private Rigidbody2D rb;
    private Vector2 moveInput;

    void Start()
    {
        rb = GetComponent<Rigidbody2D>();
    }

    void Update()
    {
        moveInput.x = Input.GetAxisRaw("Horizontal");
        moveInput.y = Input.GetAxisRaw("Vertical");
    }

    void FixedUpdate()
    {
        rb.velocity = moveInput.normalized * moveSpeed;
    }
}
初心者がやりがちなミス: Update内で物理演算を行う。物理演算はFixedUpdate内で行う必要があります。Updateはフレームレートに依存しますが、FixedUpdateは固定間隔で呼ばれるため、物理演算の挙動が安定します。

作業時間: 1〜2時間

ステップ3:バトルシステムの実装

バトルシステムはRPGの中核となる部分です。先に注意点をまとめます。

ここを知っておくと作業が止まりにくくなります。

ターン制バトルの実装:

  1. BattleManager Scriptを作成
  2. プレイヤーと敵のステータスを管理
  3. ターン順を管理
  4. 攻撃・防御・スキルの処理を実装

実装例:

using UnityEngine;
using System.Collections.Generic;

public class TurnBasedBattle : MonoBehaviour
{
    [System.Serializable]
    public class BattleUnit
    {
        public string unitName;
        public int currentHP;
        public int maxHP;
        public int attack;
        public int defense;
        public int speed;
        public bool isPlayer;
    }

    [SerializeField] private List<BattleUnit> battleUnits = new List<BattleUnit>();
    private int currentTurnIndex = 0;

    void Start()
    {
        battleUnits.Sort((a, b) => b.speed.CompareTo(a.speed));
        StartBattle();
    }

    void StartBattle()
    {
        Debug.Log("Battle Start!");
        NextTurn();
    }

    void NextTurn()
    {
        if (currentTurnIndex >= battleUnits.Count)
        {
            currentTurnIndex = 0;
        }

        BattleUnit currentUnit = battleUnits[currentTurnIndex];
        Debug.Log($"{currentUnit.unitName}'s turn");

        if (currentUnit.isPlayer)
        {
            PlayerTurn(currentUnit);
        }
        else
        {
            EnemyTurn(currentUnit);
        }
    }

    void PlayerTurn(BattleUnit unit)
    {
        // UIでコマンド選択を待つ
        Attack(unit, battleUnits.Find(u => !u.isPlayer));
    }

    void EnemyTurn(BattleUnit unit)
    {
        Attack(unit, battleUnits.Find(u => u.isPlayer));
    }

    void Attack(BattleUnit attacker, BattleUnit target)
    {
        int damage = Mathf.Max(1, attacker.attack - target.defense);
        target.currentHP -= damage;
        Debug.Log($"{attacker.unitName} attacks {target.unitName} for {damage} damage!");

        if (target.currentHP <= 0)
        {
            target.currentHP = 0;
            Debug.Log($"{target.unitName} is defeated!");
            
            if (target.isPlayer)
            {
                GameOver();
            }
            else
            {
                Victory();
            }
        }
        else
        {
            currentTurnIndex++;
            NextTurn();
        }
    }

    void GameOver()
    {
        Debug.Log("Game Over...");
    }

    void Victory()
    {
        Debug.Log("Victory!");
    }
}

作業時間: 2〜3時間

ステップ4:レベルアップシステムの実装

レベルアップシステムを実装します。

この手順に入る前に、経験値とレベルアップの仕組みを軽く押さえておくと理解がスムーズです。

実装手順:

  1. PlayerStatus Scriptを作成
  2. 経験値(exp)とレベル(level)を管理
  3. レベルアップ時のステータス成長を実装
  4. バトル勝利時に経験値を付与

実装例:

using UnityEngine;

[System.Serializable]
public class PlayerStatus
{
    public int level = 1;
    public int exp = 0;
    public int maxHP = 100;
    public int currentHP = 100;
    public int attack = 10;
    public int defense = 5;

    public void AddExp(int amount)
    {
        exp += amount;
        Debug.Log($"Gained {amount} EXP! Total: {exp}");

        while (exp >= GetExpToNext())
        {
            LevelUp();
        }
    }

    void LevelUp()
    {
        exp -= GetExpToNext();
        level++;
        maxHP += 20;
        currentHP = maxHP; // HP全回復
        attack += 5;
        defense += 2;
        Debug.Log($"Level Up! Now Level {level}");
    }

    int GetExpToNext()
    {
        return level * 100;
    }
}

作業時間: 1〜2時間

ステップ5:UIの実装

UIを実装して、プレイヤーに情報を表示します。

ここでは、実際の操作でつまずきやすいポイントを整理しておきます。

実装手順:

  1. Canvasを作成
  2. TextMeshProでHP/MP/レベルを表示
  3. SliderでHP/MPバーを実装
  4. Buttonでメニューを実装

実装例:

using TMPro;
using UnityEngine;
using UnityEngine.UI;

public class RPGUI : MonoBehaviour
{
    [SerializeField] private TextMeshProUGUI hpText;
    [SerializeField] private TextMeshProUGUI levelText;
    [SerializeField] private Slider hpSlider;
    [SerializeField] private PlayerStatus playerStatus;

    void Update()
    {
        UpdateUI();
    }

    void UpdateUI()
    {
        hpText.text = $"HP: {playerStatus.currentHP} / {playerStatus.maxHP}";
        levelText.text = $"Level: {playerStatus.level}";
        hpSlider.value = (float)playerStatus.currentHP / playerStatus.maxHP;
    }
}

作業時間: 1〜2時間

RPG作り方の応用(収益化・制作の広げ方)

RPGを作った後、収益化や制作の広げ方を説明します。

個人開発の収益モデル

RPGを作った後、収益化を考える際の選択肢を整理します。

収益化の方法:

  1. アプリストアでの販売
    • Google Play / App Storeにリリース
    • 有料アプリとして販売(500円〜1000円程度)
  2. 広告実装
    • AdMobで広告を表示
    • 無料アプリ+広告モデル
  3. 課金システム
    • Unity IAPでアイテム販売
    • 無料アプリ+課金モデル

アセットストア販売

作成したシステムや素材をAsset Storeで販売する方法を説明します。

ここでは、販売可能なアセットの種類をご紹介。

販売可能なアセット:

  • RPGシステムのテンプレート
  • バトルシステムのアセット
  • UIパック
  • キャラクター素材

ポートフォリオの作り方

転職や副業案件を獲得するために、ポートフォリオを作成する方法を説明します。

ここでは、技術的に必要な要素を整理します。

ポートフォリオに必要な要素:

  1. 完成したゲーム
    • 実際に遊べる状態
    • GitHubでソースコードを公開
  2. 技術的な説明
    • 実装したシステムの説明
    • 使用した技術の説明
  3. 制作過程の記録
    • 開発日記
    • つまずきポイントと解決方法

RPG作り方の教材(Unity入門の森)

ここまでで、RPGの最小構成(移動・バトル・レベルアップ・UI)の流れを把握できたはずです。

ただ、実際に「動くRPG」を作るには、これらの要素をプロジェクトの中でどう組み合わせ、どう拡張していくかが重要になります。

Unity入門の森では、この記事で紹介した内容をそのままステップアップできる形で、Unityの基礎からRPG制作の実装までを体系的に学ぶことができます。

向いている人

Unity入門の森が向いている人を整理します。

ここでは、技術的に必要な前提知識と、得られるスキルを説明します。

  • Unityの基礎からRPG制作まで体系的に学びたい
  • 挫折しにくい学習導線が欲しい
  • 実装可能なコードを参考にしたい

得られるスキル

Unity入門の森で学べるスキルを整理します。

ここでは、技術的に必要なスキルセットを説明します。

  • Unityの基礎(GameObject、Component、Scene)
  • C#の基礎(変数、関数、クラス)
  • RPGシステムの実装(移動、バトル、レベルアップ)
  • UI実装(HP/MPバー、メニュー画面)
  • データ管理(ScriptableObject、JSON、PlayerPrefs)

技術面でのメリット

Unity入門の森の技術的なメリットを整理します。

ここでは、他の教材との違いを技術的な観点から説明します。

  • 実装可能なコード: コピペで動くサンプルコードが提供される
  • 段階的な学習: 基礎から応用まで段階的に解説
  • 挫折しにくい構成: つまずきポイントを丁寧に解説

他教材との違い

Unity入門の森と他教材の違いを整理します。ここでは、技術的な観点から比較します。

  • RPG特化の内容: RPG制作に特化した実装方法を解説
  • 実務寄りの内容: 個人開発だけでなく、転職にも活かせるスキル
  • 技術的に正確: 抽象的な説明ではなく、具体的な実装方法を解説

RPG制作でつまずきやすいポイント(GameObjectとComponentの関係、バトルシステムの実装、UIの実装など)を、技術的に正確に解説しているため、挫折しにくい構成になっています。

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まとめ

RPG作り方の要点をまとめます。

  • Unityの基礎: GameObject、Component、Inspectorの理解が最初のステップ
  • C#の基礎: 変数、関数、クラスの基本を押さえる
  • RPGシステム: 移動、バトル、レベルアップ、UIの実装を段階的に進める
  • データ管理: ScriptableObject、JSON、PlayerPrefsを使ったデータの扱い方
  • 初心者がつまずきやすい部分: GameObjectとComponentの関係、UpdateとFixedUpdateの使い分け
  • 次の学習ステップ: AI実装(NavMesh、Behaviour Tree)、ネットワーク対応、最適化(オブジェクトプーリング、LOD)

RPG制作は、まず最小構成(移動、バトル、レベルアップ)から始め、徐々に機能を追加していくのが挫折しないコツです。

今日のポイントを押さえておけば、次のステップもきっと楽になります。

できることがひとつ増えるたびに、自信も積み上がっていきます。焦らず、一緒に進めていきましょう。

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