「RPGツクールみたいに簡単にRPGを作りたい。でも無料で始めたい」
そんな人にとって、無料でRPG制作を始めるための全体像を理解しておくことはとても重要です。
この記事では、Unityと無料アセットだけで“RPGツクール風RPG”を作る手順を、技術的に正確かつ段階的に整理しました。
Asset Storeでの無料アセットの探し方から、RPGツクールのように直感的に進められるワークフローまで、初心者でも迷わず進められるようにまとめています。

なお、Unityを無料で使う際の制限については、関連ページ「RPG作り方無料|Unity Personalの制限と無料アセットの注意点」で詳しく解説しています。
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無料でRPGツクール風RPGを作る方法と必要な作業時間

無料でRPGを作るために必要なツールとアセットは、以下の通りです。
必須ツール(全て無料)
- Unity Personal(無料版)
- 個人開発・年収1000万円未満の企業で無料
- 機能制限なし(有料版と同等)
- Visual Studio Community(無料)
- C#スクリプトの編集用
- Unityと自動連携
推奨無料アセット(Asset Store)
- RPG Builder(無料)
- RPG制作用のテンプレート
- キャラクター移動、バトルシステムが含まれる
- 2D Game Kit(Unity公式・無料)
- 2Dゲーム制作のサンプルプロジェクト
- RPG要素も含まれる
- TextMeshPro(Unity標準・無料)
- 高品質なテキスト表示
- Standard Assets(Unity公式・無料)
- キャラクターコントローラー、エフェクト
無料素材サイト
- OpenGameArt.org: 2D/3D素材が無料で利用可能(ライセンス確認が必要)
- Kenney.nl: 無料のゲーム素材(商用利用可能)
- itch.io(無料アセット): 無料のゲーム素材・アセット
作業時間の目安
- 無料アセットを使って最小構成のRPG: 1〜2週間
- 本格的なRPG: 1〜3ヶ月
無料アセットの選び方とAsset Storeの基礎知識

無料でRPGを作る前に、以下のAsset Storeとアセットの基礎知識を理解しておく必要があります。
Asset Storeの使い方
はじめてAsset Storeを使う場合は、まずアセットを検索するところから始まります。やることはシンプルで、次の手順を順番に進めるだけです。
- Window > Asset Store を開く
- 検索バーで「RPG」「free」などで検索
- 価格フィルターで「Free Assets」を選択
使いたいアセットが決まったら、いよいよUnityに取り込む作業に進みます。
Asset Storeで見つけただけではまだ使えないので、プロジェクトに「インポート」して使える状態にしましょう。
- アセットページで「Add to My Assets」をクリック
- Unity Editor > Window > Package Manager
- My Assets > 該当アセット > Import
無料アセットの選び方
どの無料アセットを選ぶかで、制作のしやすさが大きく変わります。
失敗しないために、アセットを選ぶときは次のポイントを事前にチェックしておきましょう。
- ライセンス確認
- 商用利用可能か
- クレジット表記が必要か
- 改変可能か
- Unityバージョン対応
- 自分のUnityバージョンで動作するか
- 最新のUnityに対応しているか
- ドキュメントの有無
- 使い方の説明があるか
- サンプルシーンが含まれているか
- 評価・レビュー
- 他のユーザーの評価を確認
- バグ報告がないか
チェックポイントを押さえたら、実際にRPG制作で使いやすい無料アセットを見ていきます。
ここでは、初心者でも扱いやすく、導入後すぐに使える実用的なアセットをピックアップしています。
- RPG Builder: 初心者向け、すぐに使える
- 2D Game Kit: Unity公式、サンプルが充実
- Inventory System: インベントリ管理が簡単
RPGツクール作り方無料の具体的な手順(ステップ形式)

無料アセットを使ってRPGを作る手順を、ステップ形式で説明します。
ステップ1:Unityプロジェクトの作成と無料アセットの導入
Unityプロジェクトを作成し、無料アセットを導入します。
この手順に入る前に、Asset Storeの使い方を軽く押さえておくと理解がスムーズです。
プロジェクト作成:
- Unity Hub > New Project
- 2Dまたは3Dテンプレートを選択
- プロジェクト名を入力して作成
無料アセットの導入:
- Window > Asset Store
- 「RPG」で検索 > 価格フィルター「Free Assets」
- 「RPG Builder」または「2D Game Kit」を選択
- Add to My Assets > Package ManagerからImport
作業時間: 30分〜1時間
ステップ2:無料アセットの設定
無料アセットを設定し、自分のプロジェクトに合わせてカスタマイズします。
ここでは、実際の操作でつまずきやすいポイントを整理しておきます。
RPG Builderを使う場合:
- Assets > RPG Builder > Scenes > SampleScene を開く
- 既存のキャラクター・マップを確認
- 自分の素材に置き換える
2D Game Kitを使う場合:
- Assets > 2DGameKit > Scenes > 2DGameKit を開く
- 既存のシステムを確認
- RPG要素を追加(レベルアップ、バトルなど)
実装例(無料アセットをカスタマイズ):
// RPG Builderのキャラクターコントローラーを拡張
using UnityEngine;
public class CustomPlayerController : MonoBehaviour
{
[SerializeField] private float moveSpeed = 5f;
[SerializeField] private int level = 1;
[SerializeField] private int exp = 0;
private Rigidbody2D rb;
private Vector2 moveInput;
void Start()
{
rb = GetComponent<Rigidbody2D>();
}
void Update()
{
moveInput.x = Input.GetAxisRaw("Horizontal");
moveInput.y = Input.GetAxisRaw("Vertical");
}
void FixedUpdate()
{
rb.velocity = moveInput.normalized * moveSpeed;
}
public void AddExp(int amount)
{
exp += amount;
if (exp >= GetExpToNext())
{
LevelUp();
}
}
void LevelUp()
{
level++;
exp = 0;
Debug.Log($"Level Up! Now Level {level}");
}
int GetExpToNext()
{
return level * 100;
}
}
作業時間: アセット設定で1〜2時間
ステップ3:無料素材の追加
無料素材を追加して、ゲームの見た目を整えます。
この手順に入る前に、素材サイトの使い方を軽く押さえておくと理解がスムーズです。
素材の追加手順:
- 素材サイトから画像をダウンロード
- Unity > Assets > 適切なフォルダにドラッグ&ドロップ
- Sprite設定を調整(Pixels Per Unit、Filter Modeなど)
Sprite設定の最適化:
- Texture Type: Sprite (2D and UI)
- Pixels Per Unit: 100(素材に応じて調整)
- Filter Mode: Point (no filter)(ピクセルアートの場合)
作業時間: 素材追加で1〜2時間
ステップ4:RPGシステムの実装
ここから実際にRPGの仕組み(レベルアップ・ステータス・バトルなど)を組み立てていきます。
その前に、初心者が特につまずきやすい注意点を先にまとめておきます。
ポイントを押さえておくことで、実装がスムーズに進むでしょう。
最小構成のRPGシステム:
// レベルアップシステム
[System.Serializable]
public class PlayerStatus
{
public int level = 1;
public int exp = 0;
public int maxHP = 100;
public int currentHP = 100;
public int attack = 10;
public int defense = 5;
public void AddExp(int amount)
{
exp += amount;
while (exp >= GetExpToNext())
{
LevelUp();
}
}
void LevelUp()
{
exp -= GetExpToNext();
level++;
maxHP += 20;
currentHP = maxHP; // HP全回復
attack += 5;
defense += 2;
}
int GetExpToNext()
{
return level * 100;
}
}
// バトルシステム
public class SimpleBattle : MonoBehaviour
{
[SerializeField] private PlayerStatus playerStatus;
[SerializeField] private int enemyHP = 80;
[SerializeField] private int enemyAttack = 15;
public void PlayerAttack()
{
int damage = playerStatus.attack;
enemyHP -= damage;
Debug.Log($"Player attacks! {damage} damage!");
if (enemyHP <= 0)
{
Debug.Log("Enemy defeated!");
playerStatus.AddExp(50);
return;
}
EnemyAttack();
}
void EnemyAttack()
{
int damage = Mathf.Max(1, enemyAttack - playerStatus.defense);
playerStatus.currentHP -= damage;
Debug.Log($"Enemy attacks! {damage} damage!");
if (playerStatus.currentHP <= 0)
{
Debug.Log("Game Over...");
}
}
}
作業時間: RPGシステム実装で2〜3日
ステップ5:UIの実装
UIを実装して、プレイヤーに情報を表示します。
ここでは、実際の操作でつまずきやすいポイントを整理しておきます。
TextMeshProを使ったUI実装:
using TMPro;
using UnityEngine;
using UnityEngine.UI;
public class RPGUI : MonoBehaviour
{
[SerializeField] private TextMeshProUGUI hpText;
[SerializeField] private TextMeshProUGUI mpText;
[SerializeField] private TextMeshProUGUI levelText;
[SerializeField] private TextMeshProUGUI expText;
[SerializeField] private Slider hpSlider;
[SerializeField] private Slider expSlider;
private PlayerStatus playerStatus;
void Start()
{
playerStatus = FindObjectOfType<PlayerStatus>();
}
void Update()
{
UpdateUI();
}
void UpdateUI()
{
hpText.text = $"HP: {playerStatus.currentHP} / {playerStatus.maxHP}";
levelText.text = $"Level: {playerStatus.level}";
expText.text = $"EXP: {playerStatus.exp} / {playerStatus.GetExpToNext()}";
hpSlider.value = (float)playerStatus.currentHP / playerStatus.maxHP;
expSlider.value = (float)playerStatus.exp / playerStatus.GetExpToNext();
}
}
作業時間: UI実装で1〜2日
RPGツクール作り方無料の応用(有料化へのステップ)

無料でRPGを作った後、本格化する場合は有料アセットを検討します。
有料アセットを検討するタイミング
以下の場合、有料アセットの導入を検討します。
- 機能が不足している
- 無料アセットでは実現できない機能が必要
- 開発時間を短縮したい
- 品質を向上させたい
- より高品質なグラフィックが必要
- プロフェッショナルなシステムが必要
- 収益化を目指している
- アプリストアで販売予定
- ポートフォリオとして活用
おすすめ有料アセット(予算別)
低予算(1万円以下):
- Dialogue System: 会話システム($65)
- Inventory Pro: インベントリシステム($45)
中予算(1〜5万円):
- PlayMaker: ビジュアルスクリプティング($65)
- A* Pathfinding Project: AI経路探索($90)
RPGツクール作り方無料の教材(Unity入門の森)

RPGを無料で作り始める場合、アセット選びやシステム構築のどこから手をつければよいか迷いやすいものです。
そんなときに参考になるのが、「Unity入門の森」で提供されている講座です。
無料アセットを前提にした解説が充実しており、
- Asset Storeの使い方
- 無料アセットの活用方法
- 基本的なRPGシステムの実装
- UIの作成(TextMeshProなど)
といった内容を、初心者でも進めやすい流れで学べます。
また、無料アセットだけでも最小構成のRPGは作れますが、RPGツクールのような快適な制作環境や豊富な素材を“完全無料”で再現することはできません。
見た目のクオリティや機能を充実させたい場合は、必要に応じて有料アセットや自作素材を加えていくのが現実的です。
Unity入門の森では、こうした「無料でできる範囲」と「そこから先の発展」を見通しながら学べる構成になっているため、コストを抑えつつRPG制作の土台をしっかり身につけたい人に向いています。
向いている人
- 無料アセットを使いこなしたい
- 無料でRPG制作を始めたいが、どこから手をつけていいか分からない
- 有料アセットに移行する前に、基礎を固めたい
得られるスキル
- 無料アセットの選び方・使い方
- Asset Storeの活用方法
- 無料素材の追加・最適化
- RPGシステムの実装(無料アセットベース)
- UI実装(TextMeshProなど無料ツール)
技術面でのメリット
- 無料で完結: 有料アセットなしでRPG制作を学べる
- 実装可能なコード: コピペで動くサンプルコードが提供される
- 段階的な学習: 無料から有料への移行タイミングも解説
他教材との違い
- 無料特化の内容: 無料アセット・素材に特化した実装方法を解説
- コスト意識: 予算を抑えながらRPG制作を学べる
- 実務寄りの内容: 個人開発だけでなく、転職にも活かせるスキル
あなたのオリジナルゲーム、今年こそ完成させませんか?
RPG・アクション・ホラー…Unityで本格ゲームを作りたい人のための学習サイトです。
実際に完成するゲームを題材に、
ソースコード・素材・プロジェクト一式をすべて公開。
仕事や学校の合間の1〜2時間でも、
「写経→改造」で自分のゲームまで作りきれる環境です。
まとめ

RPGツクール作り方無料の要点をまとめます。
- 無料ツールの活用: Unity Personal、無料アセットでコストを抑える
- Asset Storeの使い方: 無料アセットの検索・インポート方法
- 素材の追加: OpenGameArt.org、Kenney.nlなどの無料素材サイトの活用
- システム実装: 無料アセットをベースにRPGシステムを構築
- 初心者がつまずきやすい部分: アセットの選び方、素材の追加方法、システム実装
- 次の学習ステップ: Unity Personalの制限を理解する(「RPG作り方無料 Unity Personal」)、有料アセットの選び方、オリジナル素材の作成(Aseprite、Blender)、収益化方法
無料でRPG制作を始めることは可能です。
Unity Personalと無料アセットを活用すれば、コストを抑えながら本格的なRPGを作れます。
まずは最小構成(無料アセット導入、基本的なRPGシステム)から始め、徐々に機能を追加していくのが挫折しないコツです。
今日のポイントを押さえておけば、次のステップもきっと楽になります。
できることがひとつ増えるたびに、自信も積み上がっていきます。
焦らず、一緒に進めていきましょう。



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