「RPGは完成したけれど、どこにどう公開すればいいか分からない」
Unityで作ったRPGを多くの人に遊んでもらうには、RPG公開方法を一通り理解しておく必要があります。
この記事では、Unityで作ったRPGを以下のプラットフォームに公開する手順を、初心者向けにステップ形式で解説します。
- Google Play(Androidアプリ)
- App Store(iOSアプリ)
- Steam(PCゲーム)
- itch.io(PC / Webブラウザ)

それぞれのプラットフォームで必要な準備、ビルド設定、ストアページの作成、審査提出までの流れをまとめて確認できるようにしています。
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RPGを公開するプラットフォームと必要な準備

RPGを公開するには、まず「どのプラットフォームに出すか」と「公開前にそろえておくべき素材・情報」を整理しておく必要があります。
この章では、主要な公開プラットフォームの特徴と、どこに出す場合でも共通して必要になる準備を解説します。
主要な公開プラットフォーム比較表
| プラットフォーム | 対象 | 登録料 | 審査期間 | 収益シェア |
|---|---|---|---|---|
| Google Play | Android | 25ドル(1回限り) | 1〜3日 | 30%(Google側) |
| App Store | iOS | 年間99ドル | 1〜7日 | 30%(Apple側) |
| Steam | PC | 100ドル(Steam Direct) | 1〜5日 | 30%(Valve側) |
| itch.io | PC/Web | 無料 | 審査なし | なし(オプションで10%) |

スマホ向けに広く配信したいなら「Google Play / App Store」、PCゲームとしてじっくり売りたいなら「Steam」、まずは無料で気軽に公開したいなら「itch.io」という選び方が基本になります。
公開前に必要な準備
RPGを公開する前に、共通して必要になる素材や情報をそろえておきましょう。
ここがあいまいなままだと、ストア登録の途中で手が止まりがちです。
- 完成したゲーム: 最低限、最後までプレイできるビルド。クラッシュや致命的なバグがない状態にしておく。
- アイコン・スクリーンショット: 各プラットフォームの推奨サイズに沿った画像。ゲームの雰囲気や特徴が伝わるものを複数枚用意。
- 説明文: 一文で分かるコンセプト、ゲームの特徴、主なシステム、想定プレイ時間などをまとめたテキスト。
- プライバシーポリシー: ユーザーデータを収集する場合は必須。自サイトや無料のホスティングサービスなどにページを用意してURLを登録します。
作業時間の目安
公開作業にどれくらい時間がかかるかを把握しておくと、無理のないスケジュールを組めます。
目安は次のとおりです。
- ビルド設定と最適化: 1〜2日
- ストアページの作成: 1日
- 審査対応: 1〜7日(プラットフォームや混雑状況による)
ビルド設定とストア要件を理解しよう

ストアに公開する前に、Unity側のビルド設定と、各ストアで求められる基本要件を確認しておきましょう。
ここを事前に押さえておくと、ビルドや審査での差し戻しを減らせます。
ビルド設定の基礎
まずは「どのプラットフォーム向けにビルドするか」をUnityで設定します。代表的な設定ポイントを見ていきます。
Android向けビルド設定:
- プラットフォームの切り替え
File > Build Settings からAndroidを選択し、Switch Platformをクリックします。 - Player Settings の設定
Player Settings で次を設定します。- Company Name / Product Name: 開発者名とアプリ名。
- Package Name: 一意の識別子(例:
com.yourcompany.rpg)。一度公開すると基本的に変更できません。 - Minimum API Level: 目標ユーザーに合わせて選択(例:Android 5.0(API 21)以上)。
- Target API Level: 原則として最新バージョンを指定。
- 署名(Keystore)の設定
リリース用のKeystoreを作成し、Releaseビルドに署名します。Google Playでは署名されたAABファイルが必要です。
※現在のGoogle Playでは、APKではなく AAB(Android App Bundle)形式でのアップロードが推奨されています。
iOS向けビルド設定:
- プラットフォームの切り替え
File > Build Settings からiOSを選択し、Switch Platformをクリックします。 - Player Settings の設定
Player Settings で次を設定します。- Bundle Identifier: 一意の識別子(例:
com.yourcompany.rpg)。Apple Developerサイトで登録したIDと一致させます。 - Target minimum iOS Version: iOS 11.0以上など、対応OSバージョンを設定。
- Signing Team ID: Apple Developer Programに登録したチームIDを指定。
- Bundle Identifier: 一意の識別子(例:
- Xcodeプロジェクトの出力
UnityからXcodeプロジェクトをビルドし、Xcode側で署名とアーカイブを行います。
ストア要件の理解
どのプラットフォームでも、アイコンやスクリーンショット、説明文、プライバシーポリシーといった基本的な項目が求められます。そのうえで、Google PlayとApp Storeにはそれぞれ固有のルールがあります。
共通して必要なもの
- アプリのアイコン
- 複数枚のスクリーンショット
- 説明文(長文+短いキャッチ)
- プライバシーポリシーのURL(データを扱う場合)
Google Playの主な要件
- アイコン: 512×512ピクセル(PNG形式)
- スクリーンショット: 2枚以上(16:9または9:16など、対応デバイス比率)
- 説明文: 最大4000文字。キーワードを意識しつつ、読みやすさも重視する。
- プライバシーポリシー: 個人情報やデバイス情報を扱う場合は必須。
App Storeの主な要件
- アイコン: 1024×1024ピクセル(PNG形式、角丸なし)
- スクリーンショット: 各デバイスサイズ(iPhone / iPad)に対応した画像
- 説明文: 最大4000文字。短い説明文(サブタイトル)も設定可能。
- プライバシーポリシー: データ収集がある場合はURLの登録が必要。
RPGを各プラットフォームに公開する実装手順をステップ形式で解説

ここからは、実際にRPGを各プラットフォームへ公開する手順をステップ形式で解説します。
どのプラットフォームも、おおまかな流れは「開発者登録 → アプリ作成 → ビルドのアップロード → ストア情報入力 → 審査提出」です。
ステップ1:Google Playへの公開
Google Play Consoleの使い方を確認しておくと、公開作業が効率的に進みます。
公開手順:
Google Playに公開する際は、開発者登録からアプリのアップロード、審査提出までの手順を理解しておくことが重要です。
以下は、Google Playに公開する際の手順です。
- Google Play Developer登録
- Google Play Consoleにアクセス
- 登録料25ドルを支払い
- 開発者アカウントを作成
- アプリの作成
- Google Play Console > アプリを作成
- アプリ名、デフォルト言語を設定
- APKのアップロード
- UnityでAndroid向けにビルド
- Google Play Console > リリース > 本番環境 > 新しいリリースを作成
- APKファイルをアップロード
- ストア情報の入力
- アイコン、スクリーンショットをアップロード
- 説明文、短い説明文を入力
- カテゴリを選択
- 審査の提出
- すべての情報を入力後、審査を提出
- 審査期間:1〜3日
作業時間: ストアページ作成で1日、審査待ちで1〜3日
ステップ2:App Storeへの公開
App StoreにRPGを公開します。
公開手順:
App Storeに公開する際は、開発者登録からアプリのアップロード、審査提出までの手順を理解しておくことが重要。
以下は、App Storeに公開する際の手順です。
- Apple Developer登録
- Apple Developer Programに登録
- 登録料年間99ドルを支払い
- App Store Connectでアプリを作成
- App Store Connect > マイApp > +ボタン
- アプリ名、Bundle IDを設定
- Xcodeでアーカイブ
- UnityでiOS向けにビルド
- Xcodeでプロジェクトを開く
- Product > Archive でアーカイブ
- App Store Connectにアップロード
- Xcode > Organizer > Distribute App
- App Store Connectにアップロード
- ストア情報の入力
- アイコン、スクリーンショットをアップロード
- 説明文を入力
- カテゴリを選択
- 審査の提出
- すべての情報を入力後、審査を提出
- 審査期間:1〜7日
作業時間: ストアページ作成で1日、審査待ちで1〜7日
ステップ3:Steamへの公開
ここでは、実際の操作でつまずきやすいポイントを整理しておきます。
公開手順:
Steamに公開する際は、開発者登録からアプリのアップロード、審査提出までの手順を理解しておくことが重要です。
以下は、Steamに公開する際の手順です。
- Steam Direct登録
- Steamworksにアクセス
- 登録料100ドルを支払い
- Steamworksでアプリを作成
- Steamworks > アプリ管理 > 新しいアプリ
- アプリ名、タイプを設定
- ビルドのアップロード
- UnityでPC向けにビルド
- Steamworks SDKをインポート
- SteamCMDでビルドをアップロード
- ストアページの作成
- アイコン、スクリーンショットをアップロード
- 説明文、短い説明文を入力
- トレーラー動画をアップロード(推奨)
- 審査の提出
- すべての情報を入力後、審査を提出
- 審査期間:1〜5日
作業時間: ストアページ作成で1〜2日、審査待ちで1〜5日
ステップ4:itch.ioへの公開
itch.ioの特徴を理解しておくと、公開方法の選択が明確になります。
公開手順:
itch.ioに公開する際は、アカウント作成からゲームページの作成、ビルドのアップロードまでの手順を理解しておくことが重要です。
以下は、itch.ioに公開する際の手順です。
- itch.ioアカウント作成
- itch.ioにアクセス
- アカウントを作成(無料)
- ゲームページの作成
- itch.io > ダッシュボード > 新しいプロジェクト
- ゲーム名、説明文を入力
- ビルドのアップロード
- UnityでWebGLまたはPC向けにビルド
- itch.io > プロジェクト > 新しいビルド
- ビルドファイルをアップロード
- 公開設定
- 公開状態を「公開」に設定
- 価格を設定(無料または有料)
作業時間: ゲームページ作成で半日、審査なしで即公開可能
RPG公開後のマーケティングと収益化の方法

RPGをストアに公開したら、次の課題は「どうやって遊んでもらうか」「どうやって収益につなげるか」です。
この章では、公開後に行うべき基本的なマーケティング施策と、プラットフォーム別の収益化の考え方を整理します。
マーケティングの基本
ゲームを公開しただけでは、自然にプレイヤーが集まるとは限りません。SNSや動画、レビューなど、いくつかのチャネルを組み合わせて告知していきます。
代表的なマーケティング方法:
- SNSでの宣伝
- X(旧Twitter)やInstagramで、スクリーンショットやGIF動画を投稿。
- 開発の裏話やアップデート情報を「開発ログ」として定期的に発信。
- 動画コンテンツの作成
- ゲームプレイ動画や、短いトレーラー動画をYouTubeに投稿。
- Steamならストアページのトレーラーとしても活用できます。
- インフルエンサー・実況者への配布
- ゲーム実況者やレビューサイトにプレイキーを配布。
- 実況動画やレビュー記事から、一気に認知が広がることもあります。
収益化の最適化
RPGで収益を得る方法は、買い切り販売・広告・アプリ内課金など、プラットフォームによってもさまざまです。
公開後の反応を見ながら、価格や課金設計を調整していきます。
- 価格設定の最適化
- 同ジャンル・同ボリュームのゲームの価格を調査し、相場から大きく外れないように設定。
- Steamでは、セールやバンドルを活用すると新規ユーザーを獲得しやすくなります。
- 広告の最適化(主にスマホ向け)
- ゲーム体験を妨げないタイミング(ステージクリア後など)に広告を表示。
- 報酬型広告(動画視聴でアイテム付与など)は、ユーザーの不満が出にくい形式です。
- 課金要素の設計
- ゲームバランスを崩さない範囲で、スキン・追加ストーリー・便利アイテムなどの課金アイテムを用意。
- 課金導線は、ゲーム内のメニューから自然にアクセスできるようにします。
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まとめ

RPG公開方法の要点をまとめます。
- 主要な公開プラットフォーム: Google Play(Android)、App Store(iOS)、Steam(PC)、itch.io(PC/Web)
- 公開前に必要な準備: 完成したゲーム、アイコン・スクリーンショット、説明文、プライバシーポリシー
- ビルド設定: 各プラットフォーム向けに、識別子やAPIレベル、署名設定を正しく行う。
- ストア要件: アイコンサイズやスクリーンショット枚数、説明文の文字数制限などを事前に確認。
- 初心者がつまずきやすい部分: Package Name / Bundle Identifier、署名設定、ストアページの入力漏れ、審査での差し戻し。
- 次の学習ステップ: RPGの設計・演出・ゲームバランスを見直し、アップデートで改良していく。
RPGを公開することは、Unityでの制作の大きなゴールのひとつです。
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